三上 知穂 Chiho Mikami
【中之島駅】
共に過ごす
静かな息
2018/日本画/岩絵具、水干絵具、銀箔(「共に過ごす」のみ)
■「キテ・ミテ中之島2018」出品作品のコンセプト■
私は、建物から人と過ごした、あるいは今現在、過ごしているという『時間』を感じた。たとえ、使われなくなり風化していたとしても歴史は変わることがない。微かに感じる過去の、人との温もりもある。そういった、人間と建物の繋がりを描きたいと思い作品にした。
■駅から始まるアートイベント「キテ・ミテ中之島2018」への想い■
私にとってアートとは、ただ単に『「美しい」と感じたものを描きたい』という純粋な心だと思う。例えば、道端に生える雑草からは、生きるという力強さを感じ、古い建物からは人と共に時を過ごした歴史を感じる。私にとってそれは『美』である。それを感じるままに色を置き視覚化する。その過程で日常生活の思いが重要になると私は思う。
■Profile■
1995 兵庫県生まれ
2018 京都精華大学芸術学部造形学科日本画コース 卒業
【グループ展】
2016 「間」 (ANEWAL Gallery/京都)
2017 京都精華大学 日本画三回生展示「あやとり展」(一晴画廊/京都)
2018 京都精華大学展(京都精華大学/京都)
【公募展】
第43回京都春季創画展 入選(京都文化博物館/京都)
創立70周年記念第44回創画展・入選〔東京都美術館、日図デザイン博物館(京都)巡回〕