望月 佑実 Yumi Mochizuki

望月 佑実 Yumi Mochizuki

 

【大江橋駅改札外(アイアイ広場)】

にゃんしょん
2018/鉛筆画/鉛筆、グラファイト、PP紙

photo image《白文鳥/2016年》

■「キテ・ミテ中之島2018」出品作品のコンセプト■

たくさんの遊ぶ猫たちが、目の前の障子に欄間に生き生きと飛びかかる。高い所を目指したり、狭い隙間に頭をねじ込んでみたりと、思い思いに登っている。どこか顔も誇らしげである。思わず頭を抱える光景でも、そんな猫たちを見ていると、つい口元が緩くなってしまう。

■駅から始まるアートイベント「キテ・ミテ中之島2018」への想い■

絵を描くことを通して、色んなものに興味を持つこと、否定ではなく共感し自分の意見を持つこと、人との繋がりの大事さを知りました。絵を描こうと思ったのは、幼い頃、見たものが紙に線や色を塗るだけで形になっていることが不思議で堪らず、形におこしていく事、そして人によって答えが異なる所に惹かれたからです。多くの答えがある中で、私が求めたものは対象の形を追うことでした。見とれてしまう「可愛い」や思わず笑ってしまう「面白い」つい教えたくなる「格好いい」という言葉に出来ない想いは、見て描くことで感じるものだからです。今度は私の作品で、多くの事を教えてくれたアートに、誰かが少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

■Profile■

1995 山梨県生まれ
京都造形芸術大学芸術学部美術工芸学科日本画コース 卒業
現在 千葉県在住。

【グループ展】
2015 第11回静岡県立富士宮東高等学校芸術コースOGB展「10」(富士市文化会館ロゼシアター/富士)
2016 こころコロコロ展(ぎゃらりーアートページ唯心/京都)
2017 倣古展−知識は過去だ。知恵は未来だ。(京都府立文化芸術会館/京都)